12/26(金)

はじめてのおいしゃさん


これは24日…2003年クリスマスイヴのお話です。


その日。

プログラム担当として参加していた同人ゲーム企画が冬コミに体験版を出すと言うので、

私は音楽担当宅に泊まり込んで体験版CDのマスター焼き作業を行っていました。

(音楽担当宅で行ったのは、使用するライティングソフトや音響の関係です)

23日夜に到着し、さまざまな障害を乗り越え、完成は24日の朝7時。

音楽担当共々、「妖精が見える…」「どんなクリスマスだっ」「バグチェックは心臓に悪い」などとぼやきながら、なんとか作業が終わりました。

そのまま、倒れこむように就寝。



起床は14時頃だったでしょうか。

睡眠をたっぷりとり、元気回復した2名。

お腹がすいたのでラーメンを作ってもらって、食べました。

ラーメンです。ラーメン。

二次狼+ラーメンと言えばこれこれ。どうにもクリスマスイヴはラーメンと縁があるようです。

で、上の2つを読んでもらうとわかると思いますが、私はラーメン食べられません。

食べられませんが、食べることになりました。謎です。

お互いそのことを忘れていたわけではないのですが、「まぁいいゃー」と言った感じのノリで結局ラーメンに。寝惚けていたんでしょうか。


…で。

普通に食べました。ラーメン。スープまで全部飲んでしまいました。

1年ぶりのラーメンです。何の抵抗も無く食べられたし、美味しいとも感じました。

もしかすると、私のラーメン拒否体質はどこかへ吹っ飛んでいったのかもしれません。

…そう思いました。

しかし。

その直後に起こったことと、ラーメンとの因果関係は無いかもしれない…いや、多分ないと思います。

でも、疑わずにいられない。やはり私の体はラーメンを嫌っているのではないか? と。



ある程度時間が過ぎ、私は音楽担当宅を出ました。

家庭教師のバイトが入っていたため、そこに向かわなければなりません。

何の因果か、音楽担当宅とバイト先は最寄駅が同じです。ちなみに、私の家からその駅まで電車で片道1時間半かかります。

まあ、そんなわけで歩いてバイト先へ。



ノートPCを持っててくてく歩く。

途中でへばったのでバスに乗り換える。

いつもより少し遅れて到着し、バイトが始まりました。



それから1時間ほど経ったでしょうか。

妙な腹痛を感じるようになったのは。



トイレを借り、出すものを出して(汚い話でゴメンナサイ)部屋に戻り…それでも腹痛は治まりません。

しばらくして、この腹痛はただの腹痛ではないと悟り、同時に吐き気を覚えました。


またトイレを借り、こんどは上の口から出すものを出して(汚い話でゴメンナサイ)、そんなことを2度ほど繰り返し、

それでも気分は良くならない。腹痛はもっと強くなっている。

とうとう耐えきれなくなって、教え子の親御さんに「もうだめぽ」宣言をしました。



布団を出してもらって横になり、親御さんから救急車を呼ぼうという話をされました。

「うーわー救急車ですか大事になりましたねと言うかマジか」

なんてことを思いつつ、でも本当に必死だったので呼んでもらうことにしました。

そのときの私の顔は真っ青だったそうです。教え子も親御さんも驚いてたので、鏡でも見せてもらったらよかったかもしれません。



救急車が来るまでの間、「何が原因でこんなことになったのか?」と言う話をしていました。

真っ先に挙がったのが食中毒説。

何か危険なものでも食べたのだろう…では、何を?

家庭教師のお宅で、ピザをご馳走になりました。しかし、このピザは教え子もその弟も親御さんも食べているので、このピザは無罪。

昼に食べたラーメンは…音楽担当に連絡をとってみましたが、彼はピンピンしていました。ラーメンも無罪。

それ以前は、コンビニ弁当くらいしか食べていません。

食中毒説は消えました。

次に挙がったのが食べ過ぎ説。

そのまんまです。カッコ悪っ。

あと、私は「盲腸か?」などと思っていましたが、結局外れでした。


そんなこんなをしているうちに救急隊到着。

脈を測られ、住所氏名等を伝え、救急車へ…。

サイレンを鳴らしながら進む救急車。


あっという間に病院に到着。

女医「…んーと、○○○○(二次狼の本名)さん」

二次狼「はい」

女医「腹痛と、吐き気ね」

二次狼「はい」

女医「いつもそんな顔色してるの?」

二次狼「そんなこと言われても自分の顔色なんて見えませんがな」

青かったんでしょうね。やはり鏡を見せてもらっておくべきだったか。



荷物を預け、レントゲン写真をとり、医者の診察。



………。

……。

…。

医者「いま流行りの風邪ですね」

二次狼「(´・ω・`)ショボーン」

………ちなみに私、救急車が到着する頃には大分回復していて、

歩いて救急車に乗り込んだし、車の中では座ってました。どんな急患だ。

ちなみにベッドには私のノートPCが居座っていました。

医者「最近、あなたみたいな患者がどんどん運び込まれているんですよ」

二次狼「はぁ…」

医者「しっかり水分を取って、薬を飲んで寝てください」

二次狼「はい」

医者「薬は3つあって、腹痛用の痛み止めと、吐き気止めと、副作用でお腹がゆるくなるのでそれを抑える薬です」

…なんか、風邪ひいてる患者に出す薬として間違ってないか、それは。


まあ、そんなわけで診察終了。家に帰りました。




………いやー、なんだ。

死ぬかと思いました(笑えねー

でも、家に帰る頃には食欲が復活してて、到着と同時に遅い晩飯。

おまいはついさっきその口から逆(以下略。汚い話でゴメンナサイ)



で、現在は割と元気です。

万全でもありませんけどね。冬コミまでに完治させないといけません。

この風邪は本当に流行っているようで、私の周りにも似た症状の人が何人かいます。

物凄い腹痛と、それなりの吐き気を覚えたら医者に行った方がよろしいようで…。




全く関係ないオチ。

同人ゲームの体験版のマスターを作ると言う話になったとき、音楽担当と打合せを行いました。

音楽「何日がいい?」

二次狼「んー。22日は大学でそのまま忘年会だから、23日は死んでるだろうなぁ」

音楽「23日の夜とかは?」

二次狼「多分生きてる。と言うか、ちょうど目が覚める頃だろう」

音楽「じゃあ、その日になるとあり難い」

二次狼「んでは、23日の夜に」

音楽「ですな。」

音楽「で、次の日はメリークリスマスだ」

二次狼「………」

二次狼「ヽ(`Д´)ノウワァァァン」



…2003年のイヴは、同人ゲームの作成と救急車でした。

ネタ度では去年の比じゃありませんね(遠い目